ドジャース佐々木朗希を押し潰す「600億円」の壮絶プレッシャー…ただでさえ「ワガママ」と批判殺到

公開日: 更新日:

「彼の目標は日本人で初めてサイ・ヤング賞を取ることだと思う。彼はその才能を間違いなく備えている」

 日本時間23日、こう言ったのはドジャースの編成責任者であるフリードマン編成本部長。「彼」とはこの日、入団会見を行った佐々木朗希(23)のことだ。さらにフリードマン編成本部長は佐々木についてこう言った。

「我々のプランは開幕からスタートさせること。スプリングトレーニングから全力で取り組んでいく。(佐々木には)勝利に貢献するための大きな部分を担ってもらう」

 開幕メジャーを明言したわけではないにせよ、「勝利に貢献するための大きな部分を担ってもらう」というのは単なる期待ではない。戦力として大きな計算をしているということだ。

 ドジャースの狙いは21世紀初のワールドシリーズ連覇。そのために今オフも契約金の後払いを連発した大型補強にかじを切った。

 FAでサイ・ヤング賞2度の左腕スネル(32)を5年約283億円、大谷キラーのリリーフ左腕スコット(30)を4年約112億円、外野手のコンフォート(31)を1年約25.5億円で獲得。リリーフ投手のトライネン(36)と2年約33億円、強打のテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)と3年約104億円で再契約。

 日本時間22日には救援右腕のイェイツ(37)と契約合意したと複数の米メディアに報じられ、USAトゥデーのボブ・ナイチンゲール記者によれば、ドジャースの年俸総額は約593億円を超えるという。

 1000億円超の97%を後払いにした大谷ほどではないにしても、ぜいたく税を軽減するための後払い契約を連発。現時点でドジャースが抱える後払いの総額は、実に1500億円以上といわれる。

 米紙コラムニストのビリー・デービス氏がこう言う。

「後払いは言ってみれば借金のようなもの。大谷以前のベッツやフリーマンから後払い契約を繰り返してかなりの額に膨れ上がっているだけに、後戻りはできない。昨年はワールドシリーズを制しましたが、今後もスター選手をかき集め、勝ち続けることによって球場を満員にし、スポンサー契約を増やし続ける以外にないのです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも