佐々木朗希のドジャース1年目はシーズン途中「強制終了」に現実味…ポストシーズンはベンチ観戦か

公開日: 更新日:

 ドジャースと合意した佐々木朗希(23=前ロッテ)への期待は高まるばかりだ。

 米野球データサイト「ファングラフス」は日本時間18日、成績予想システムとして的中率が高いと評判の「ZiPS プロジェクション」を更新し、佐々木の渡米1年目の成績を「26試合(148イニング)に先発し、10勝8敗、防御率3.20、190奪三振」と予想。ドジャース投手陣では勝ち星は大谷と並ぶ4位タイ、奪三振数は2位。貢献度を示すWARはエース右腕グラスノーと並ぶ3.7と高い数値をマークした。

 日本の解説者からも期待する声が上がっている。

 メッツなどでプレーした五十嵐亮太氏は19日、テレビ朝日系の「有働Times」に出演し「(登板試合数)は25試合くらいじゃないか。その中でいいところで15勝」とエース級の活躍を予想した。

 昨年12月10日の交渉解禁後、代理人のジョエル・ウルフ氏に20球団が接触を図った。まだ23歳と若く伸びしろを残し、多くのメジャー球団から評価されたとはいえ、1年目から2ケタ勝利は厳しいと見るのが妥当なところではないか。

 今季のド軍の先発候補は佐々木以外に、グラスノー、ジャイアンツから移籍の左腕スネル、2年目の山本のエース級3人に、5月に投手復帰が予定される大谷の他、ナック、シーハンら計9人がズラリと並ぶ豪華布陣だ。

 移籍1年目の佐々木が開幕からローテ入りするかどうかはともかく、レギュラーシーズンでは登板を制限されそうだ。

 大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言った。

「今季のドジャースはメイ、ゴンソリンといった実績のある投手がトミー・ジョン手術から復帰する予定で、先発だけで9人を用意しています。開幕から6人ローテで行くのは確定しており、選手の好不調、故障の有無、疲労度を見極めて順次、入れ替える方針です。ド軍は投手、特に先発は故障防止に細心の注意を払っており、心身への負担を軽減するためにも無理はさせない。25歳以下の若手投手にはその傾向が顕著で、昨年は山本が右肩を故障したこともあり、レギュラーシーズンの登板は18試合、23年にメジャーデビューして11勝(4敗)をマークしたミラーも安定した投球を続けていたが、22試合の登板にとどまった。佐々木も同様に登板数、イニング数を制限されるはずです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  3. 3

    サントリーHD会長を辞任!新浪剛史氏の意外な私生活、趣味は「極妻」鑑賞と…違法薬物めぐり家宅捜索

  4. 4

    佐々木朗希、「9月限りで今季終了」に現実味…WS連覇へ一丸のドジャースでひとり蚊帳の外

  5. 5

    ドジャース大谷翔平に深刻な疲労蓄積…安打も本塁打も激減、「明らかにスイング鈍化」との指摘も

  1. 6

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  2. 7

    サントリーHD新浪会長宅ガサ入れはすでに噂されていた? 報道より1週間先行していたX投稿に注目集まる

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  4. 9

    《浜辺美波がどけよ》日テレ「24時間テレビ」永瀬廉が国技館に現れたのは番組終盤でモヤモヤの声

  5. 10

    開示された3回目の「森友文書」で発覚! 財務省「黒塗り」の“お寒い”内情