ドジャース佐々木朗希を押し潰す「600億円」の壮絶プレッシャー…ただでさえ「ワガママ」と批判殺到

公開日: 更新日:

規定投球回数に未達、25歳未満でメジャー入り

 言ってみれば、佐々木は好循環を維持するためのピース。フリードマンが勝利のための重要な戦力として計算している以上、何が何でも結果を出さなければならない。それができなければ25歳ルールで契約金が制限されていることもあって、マイナー暮らしを余儀なくされるのではないか。サイ・ヤング賞3度のカーショー(36)との再契約の可能性も残っていて、代わりの先発候補はチーム内にいくらでもいる。他球団からトレードで獲得することもできますから」

 日本で一度も規定投球回数に達したことがないまま、25歳未満でメジャー入りした佐々木に対しては、ただでさえ批判の声が多い。

 いわく「結果も出していないのにわがまま」「球団に恩返しをしていない」「ロッテに入るのは2億5000万円だけ」など。

「いろいろな意見があるのは重々承知しています。ただ、ここに来ると決めた以上、いまは自分が出した結論がベストだと信じて、自分の定めた目標を信じて、自分の可能性を信じてくれる人たちのために前に進んでいきたい」

「マイナー契約からのスタートなので、厳しい競争を勝ち上がってメジャー契約を勝ち取れるように。まずはそこかなと思っています」

 佐々木は入団会見でこう言ったが、求められているのはメジャー契約を勝ち取って、なおかつチームの勝利に貢献すること。1500億円超の“借金”を滞ることなく返済し続けるためにも、今季、少なくとも600億円近い金額を投じるのがドジャースだからだ。

 勝ち続けることを義務付けられた常勝チームのひとつの歯車として計算されているのだし、アンチを黙らせるには何より結果が求められる。佐々木の右腕にのしかかるプレッシャーの大きさはハンパじゃない。

  ◇  ◇  ◇


 そんな佐々木は図太い神経の持ち主として知られている。今回のメジャー挑戦にしても、球団内では「自分の事しか考えていない」「後ろ足で砂をかけるようなもの」と大顰蹙を買っているようだ。いったい何があったのか。波紋を広げた非常識な言動とはーー。

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