休養する覚悟決めたドジャース大谷は今季三冠王まである…「しっかり休むことに徹したい」とメジャー初公言

公開日: 更新日:

終盤のバテを回避、ケガのリスク低減

 オフに手術を強いられたワールドシリーズ中の左肩の脱臼にしても、シーズン中からケガの兆候はあったという。本人は昨年暮れのNHKのインタビューでこう言っている。

「(シーズン中に)左肩が結構痛かったので、蓄積というか……。痛みが出て、(関節が)外れやすくなっていたところで(二盗の際にタッチされるのを)避けにいって……」

 しかし、休みを入れることによって、終盤のバテは解消されるだろうし、ケガが未然に防げるケースも出てくるのではないか。

 昨季の54本塁打はリーグ2位のオズナ(ブレーブス)に15本差、130打点は同2位のアダメス(ブルワーズ、現ジャイアンツ)に18点差。ぶっちぎりのトップで、多少、休んだところで本塁打と打点はさほど影響を受けないどころか、心身ともリフレッシュした状態で集中力が増す分、プラスに作用する可能性はある。

 また、打率.310は首位のアラエス(パドレス)と4厘差。疲労で真価を発揮できない打席が減る分、打率の上積みも期待できる。

 日本時間16日、大谷は今季初のブルペンで151キロをマークしたが、ロバーツ監督は投手としての復帰を5月ごろと示唆している。今季は結果として打者に軸足を置くことになるだけに、メジャーでは12年のカブレラ(タイガース)以来となる三冠王も視野に入ってくるに違いない。

  ◇  ◇  ◇

 ところで、いまや本場米国でメジャーリーグの顔となった大谷だが、2028年ロス五輪に本人は乗り気でも「出場できない可能性」が濃厚だという。いったいなぜか。どうして大谷は大舞台に立てないのか。その「3つの理由」とは。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束