大谷の復調は「高めの目付け」がカギ…4試合ぶり2ランも前日は3三振、低めの変化球に苦戦中

公開日: 更新日:

打撃不振の原因究明と修正は時間の問題

 サヨナラ本塁打を放った4日のブレーブス戦以来、4試合ぶりのアーチを放ったが、前日のフィリーズ戦では先発左腕サンチェスの低めの変化球を攻略しきれず、今季2度目の1試合3三振を喫した。大谷は開幕から低めの変化球にバットが空を切るシーンが目立っており、ここまで喫した11三振のうち10個がナックルカーブやシンカーなど沈む球に手を出してのものだ。

 大谷はコンスタントに本塁打が出る時は真ん中から高めの甘い球を逃さず、一振りで仕留めてきた。今季、低めの変化球に手を焼いているのは、2年連続本塁打王として、相手バッテリーの攻めが昨年まで以上に厳しくなっているのはもちろん、大谷本人も球の見極め、目付けに苦慮している可能性もある。

 大谷は、目付けやタイミング、バットの軌道など複数のチェックポイントを持っており、日頃からタブレット等で自身の打撃フォームの確認を欠かさない。

 打撃不振の原因究明と修正は時間の問題と見られるが、今回のナショナルズはゴアとともにエース格で10日の第3戦に先発予定の右腕アービン、守護神フィネガンら低めに沈む変化球を武器にしている投手が少なくない。

 ナ軍投手陣は経験の浅い若手も多いだけに、二線級の投手を攻略して本塁打量産のきっかけを掴めるか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  4. 4

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ

  5. 5

    巨人阿部監督 グチるくらいならいっそ「4番・坂本勇人」はどうだろう…“進退の決断”含めた4つの理由

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし

  2. 7

    砂川リチャード抱える巨人のジレンマ…“どうしても”の出血トレードが首絞める

  3. 8

    阿部巨人“貧打の元凶”坂本勇人の起用に執着しているウラ事情…11日は見せ場なしの4タコ、打率.153

  4. 9

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  5. 10

    作新学院・小針監督の「不適切指導」に私が思うこと 批判するのが“無難”かもしれないけれど…

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一「すぽると!」降板は当然…“最悪だった”現場の評判

  2. 2

    石田ゆり子ブームは終わらない? ベリーショートに賛否、脱「奇跡の50代」でも人気加速

  3. 3

    国分太一コンプラ違反で「周囲が感じていた異変」…過去にはガングロに"変身”して問題起こした有名人も

  4. 4

    TOKIO国分太一「コンプラ違反」秘匿も次々に“セパ報道”で窮地に…復帰は極めて困難な道のりに

  5. 5

    「いっぷく!」崖っぷちの元凶は国分太一のイヤ~な性格?

  1. 6

    《ヤラセだらけの世界》長瀬智也のSNS投稿を巡り…再注目されるTOKIOを変えた「DASH村」の闇

  2. 7

    元女優・宮崎ますみさんは6年前から八ヶ岳山麓に移住しコメ作り 田植えも稲刈りも全部手作業

  3. 8

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  4. 9

    小泉進次郎「無知発言」連発、自民党内でも心配される知的レベル…本当に名門コロンビア大に留学?

  5. 10

    巨人阿部監督 グチるくらいならいっそ「4番・坂本勇人」はどうだろう…“進退の決断”含めた4つの理由