「肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい」西山耕一郎著

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 健康長寿のために衰えさせてはいけない体の機能といえば、足腰の筋肉や血管などが思い浮かぶ。しかし、それ以上に重要なのが、食べ物をのみ込む力、つまり嚥下機能だ。

 食べる=生命活動の維持であることは言うまでもないが、最近では嚥下機能が低下することでリスクが高まり、高齢者の“命取り”にもなる誤嚥肺炎が問題となっている。のみ込む力をどれだけキープできるかは、寿命を決定づける鍵と言っても過言ではないのだ。

 嚥下機能を衰えさせないためには、のどを鍛えることが大切。カラオケは非常に有効で、しっかりと声を出して歌うことで、嚥下の際に働く喉頭拳上筋群と呼ばれる筋肉が鍛えられる。日頃からよくおしゃべりをするのもいい。加齢によるのどの筋肉の衰えは、女性よりも男性の方が顕著であるというデータがある。これは、女性の方がおしゃべり好きであることが関係している可能性があると本書。

 1日数分でできる、「のど体操」を習慣づけるのもお勧めだ。たとえば、顎先に両手の親指をあてて顎を持ち上げ、一方で顔は下へ向けて顎を引く。押し合いっこの状態を5秒間キープし、これを5~10回繰り返そう。空のペットボトルをくわえて膨らませたりしぼませたりする体操も、のどの筋肉に効くという。全身の筋トレ同様、のども地道に鍛えて、嚥下機能をキープしよう。(飛鳥新社 1111円+税)

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