• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

潜伏期間が50年? 中高年はC型肝炎の検査を

「C型肝炎この10年でわかったこと」板倉弘重監修 広海輝明著

 現在7タイプが発見されているウイルス性肝炎の中でも、もっともやっかいなのがC型肝炎。症状が比較的軽いために感染に気づかないことが多く、感染者のおよそ70%が慢性化してしまう。そして、いつの間にか肝硬変や肝臓がんへと進行するというから恐ろしい。

 C型肝炎ウイルスは感染者の血液を介して感染し、過去の輸血や血液製剤の投与、臓器移植、覚醒剤の回し打ちなどでリスクが高まる。こう聞くと自分には無関係のように思えるが、適切な消毒をしない器具を使っての医療行為や、感染者とのカミソリや歯ブラシの共用などでも感染の可能性がある。日本人のウイルス性肝炎のほとんどがC型肝炎であり、患者のほぼ半数で感染源が不明というデータもあるため、決して他人事ではない。

 早期に治療すればC型肝炎は不治の病ではないが、インターフェロン注射をはじめとするいくつかの治療法には有効性が限られたり副作用が認められるという問題点もあった。しかし近年では、抗酸化作用の高いステビア草のエキスによる新たな治療薬も生まれている。

 潜伏期間が長いこともC型肝炎の特徴であり、20年や30年、ときには50年にも及ぶことがある。

 幼い頃に受けた予防注射が感染源という例もあり、心当たりがなくても40歳を過ぎたら必ず肝炎ウイルス検査を受けるべきだと本書は警告している。(青萠堂 1000円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    県警・消防は380人動員 なぜ理稀ちゃんを発見できなかった

  2. 2

    逸材ゴロゴロ 夏の甲子園“契約金1億円”ドラ1候補7人の名前

  3. 3

    もし破局したら…“恋愛露出狂”剛力&前澤社長の未来予想図

  4. 4

    まるで炎上商法 “超人ショー”と化した24時間TVの存在価値

  5. 5

    まるで大使館…剛力彩芽&前澤社長の“100億円豪邸”を発見

  6. 6

    総裁選で論戦拒否…安倍首相が打って出た「逃げ恥」作戦

  7. 7

    ドラ1候補社会人も“直メジャー”…日本球界はなぜ嫌われる

  8. 8

    キムタクは“御一行”で…被災地を単身訪れた斎藤工との差

  9. 9

    国連が原発作業員の被ばく危惧も…安倍政権またもガン無視

  10. 10

    進学説の真偽は…金足農・吉田輝星めぐるプロ争奪戦の内幕

もっと見る