「続・韓国カルチャー」伊東順子著

公開日: 更新日:

「続・韓国カルチャー」伊東順子著

 韓国のドラマや映画を読み解き、かの国の歴史や社会の変化について紹介する韓国論。

 パンデミックの最中に撮影、配信された学園ドラマ「今、私たちの学校は…」(2022年)は、コロナ後の地方の高校で教員が開発した「ゾンビウイルス」によって、校内が阿鼻叫喚に陥るというストーリーだ。このドラマは深刻な「住む場所による貧富の差」や学校暴力(いじめ)問題、それを隠蔽しようとする学校の態度など、韓国社会全体の問題を映し出しているという。

 ほかにも、映画「ブラザーフッド」や「戦火の中へ」などの映画で学ぶ朝鮮戦争や、映画「子猫をお願い」「別れる決心」が描く在韓華僑と中国朝鮮族の歴史など。

 25作以上の作品で韓国社会の変化を見つめる。 (集英社 1078円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 2

    巨人が楽天・辰己涼介の国内FA争奪戦に参戦へ…年齢、実績的にもお買い得

  3. 3

    マエケンの「DeNA入り」が急浮上! 古巣広島まさかのNO、巨人はマー君が足かせで動けず

  4. 4

    サッカー界で囁かれる森保J・長友佑都の“お役御免”と大物選手の代表復帰

  5. 5

    ドジャースの“朗希タンパリング疑惑”で大迷惑!米29球団&日本プロ球団こぞって怒り心頭の納得理由

  1. 6

    公明党が「自民との連立離脱も辞さず」の背景…まさかの“国政撤退”もあり得る深刻事情

  2. 7

    囁かれていた「Aぇ!group」は「ヤベぇ!group」の悪評判…草間リチャード敬太が公然わいせつ容疑で逮捕の衝撃

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」

  4. 9

    高市早苗総裁はまだ首相じゃないのに閣僚人事?「内閣の要」官房長官に“激ヤバ”木原稔前防衛相のワケ

  5. 10

    ドジャース大谷翔平は“自信のデカさ”も世界一! 二刀流は「自分にしかできない役割」と会見で断言