「道化師の退場」太田忠司著

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「道化師の退場」太田忠司著

 アルバイトの傍ら、道化師として活動する19歳の櫻登は、俳優の桜崎が死に場所に選んだホスピスを見つけ出し、訪ねる。1年前に有名作家の萠子を殺した容疑で留置中に自殺した母・春佳の無実を証明したいからだ。

 かつて春佳がマネジャーを務めていた桜崎は、名探偵でもあった。渋々応じた桜崎だが、余命半年を宣告されており、櫻登が彼の手足となって調べを進めることに。

 まずは萠子の担当編集者の小松に会いに行く。櫻登は、母から何も聞いておらず、事件が起きるまで春佳が萠子の養女だったことも知らなかった。小松の話から、春佳の早世した母親(櫻登の祖母)は、萠子の女学校時代の親友だったことが分かる。

 余命わずかの名優と若き道化師のコンビが難事件に挑む長編ミステリー。

(祥伝社 946円)

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