「R100」大コケは当然か “松本人志監督”に足りないモノ

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「『映画をぶっ壊す』と豪語していましたが、本人のキャリアがぶっ壊れかねません」なんて、関係者はやきもきしているんだとか。

 予想以上の大コケだから、それも仕方がない。お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(50)が監督した映画「R100」は、公開2日間の興行収入が5282万円。これが松本の4作目となるが、デビュー作「大日本人」の2億円台と比べたら“惨敗”。右肩下がりで客足が遠のいていっている。映画批評家の前田有一氏が言う。

「万人受けする映画とは正反対の、どう転んだってヒットするわけがないシュールな作品、普通の映画監督ならとても怖くて撮れないムチャな作品ですから、当然といえば当然の結果でしょう。ただ、逆に言えば、興行を気にせず、自分の好き勝手に撮れる松本監督は、恵まれた環境にいるわけです。だったら開き直ってわが道を突き進めばいい。そのうち、とんでもない名作が生まれるかもしれません。それなのに松本監督は心のどこかでヒットを期待しているのか、『当たるか当たらないか分からない』みたいな、色気を感じさせる発言をしていた。まだまだ開き直りが足りないように感じますね」

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