「R100」大コケは当然か “松本人志監督”に足りないモノ

公開日: 更新日:

「『映画をぶっ壊す』と豪語していましたが、本人のキャリアがぶっ壊れかねません」なんて、関係者はやきもきしているんだとか。

 予想以上の大コケだから、それも仕方がない。お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(50)が監督した映画「R100」は、公開2日間の興行収入が5282万円。これが松本の4作目となるが、デビュー作「大日本人」の2億円台と比べたら“惨敗”。右肩下がりで客足が遠のいていっている。映画批評家の前田有一氏が言う。

「万人受けする映画とは正反対の、どう転んだってヒットするわけがないシュールな作品、普通の映画監督ならとても怖くて撮れないムチャな作品ですから、当然といえば当然の結果でしょう。ただ、逆に言えば、興行を気にせず、自分の好き勝手に撮れる松本監督は、恵まれた環境にいるわけです。だったら開き直ってわが道を突き進めばいい。そのうち、とんでもない名作が生まれるかもしれません。それなのに松本監督は心のどこかでヒットを期待しているのか、『当たるか当たらないか分からない』みたいな、色気を感じさせる発言をしていた。まだまだ開き直りが足りないように感じますね」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  2. 2

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  3. 3

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  4. 4

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  5. 5

    山尾志桜里氏“ヤケクソ立候補”の波紋…まさかの参院選出馬に国民民主党・玉木代表は真っ青

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  2. 7

    フジテレビCM解禁の流れにバラエティー部門が水を差す…番宣での“偽キャスト”暴露に視聴者絶句

  3. 8

    国分太一は“家庭内モラハラ夫”だった?「重大コンプラ違反」中身はっきりせず…別居情報の悲哀

  4. 9

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒