堀尾正明が言葉を失った大滝秀治の“ふんどしトーク”

公開日: 更新日:

 大滝さんの名演技をみなさんにも見てもらおうと、VTRで過去の出演作品をたくさん用意していたにもかかわらず、結局、オンエアのほとんどの時間は大滝さんのフンドシの思い出に費やされてしまいました。

「スタジオパーク」をやっていた時、私が心がけていたのは、ゲストの本当の素顔をどうやって見せていこうかということでした。そのためには下調べは絶対に必要です。しかし、会話は生ものですから自分の思った通りには進みません。どんなに話の腰を折ってみても、相手がどうしても話したいと思うことがあるとわかったら、それを諦めてよい聞き手に回ったほうが、面白い話を聞き出せる可能性が高まるのかもしれません。

 実のところ、大滝さんのフンドシのお話は具体的で含蓄があり、抜群に面白かった。事前の準備は役に立ちませんでしたが、生放送の意外性という意味では、これは大成功です。むしろ予定通りに進行した回よりも、予定通りにはならなかった時のほうが、得てして面白くなるのが生放送なのかもしれません。

 あえて反省するとしたら、フンドシにまつわる不穏当な単語が昼時にたくさん出てきたことですかね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ