「ドクターX」プロデューサー「続編、映画化いたしません」

公開日: 更新日:

――そもそも「ドクターX」は医療ドラマでありながら、意識したのは組織やサラリーマンだった。

「会社員でも公僕でも、上には『御意』と従わざるを得ないところに、『私、やらない』という女性が入ってきたら面白いねと、脚本家の中園ミホさんと話したのがスタート。それを『いたしません』というセリフに変換したのは中園さんです。そして、主人公の凄腕女医・大門未知子(米倉涼子)にプロとしての矜持を傲慢に吐かせたのが『私、失敗しないので』という決めゼリフだった。でも、ドラマの視聴者が感情移入するのは、白い巨塔の頂点に君臨する蛭間教授(西田敏行)のような人間でも、フリーランスの未知子でもなく、その板ばさみで苦しむ海老名教授のはず。このキャラが愛されたらドラマ自体も愛されると思っていました」

――内山氏も海老名教授の気持ちが分かるという。

「私もテレビ朝日では完全な中間管理職です。下からは突き上げられ、上からは……。日常生活の中でも、御意軍団がいっぱいいるなぁと。私は思うんですけど、どんな大組織にいても一番大事なのは自分の頭で考えること。これはフリーターでも組織人でも同じ。自分で考えて決断する。それがドラマに込めたメッセージです。最終的には海老名教授のような立場の人が報われるといいなと思いながら作りました」

――気になるパート3や映画化は……。

「いたしません(笑い)。でも、私も上から命令されたら「御意」と言わざるを得ないのかも……」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    萩本欽一(11)ひとりぼっち寂しく貧乏飯を食べながら「先生も同級生もバカだな」と思うことにした

  2. 2

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 3

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  4. 4

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  5. 5

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  1. 6

    あのちゃん追い風だった女優業に暗雲の炎上!「嫌いな芸能人」発言で反撃される痛恨

  2. 7

    出口夏希の“男選び”がもたらす影響…伊藤健太郎との熱愛報道と旧ジャニファンが落ち込む意外

  3. 8

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  4. 9

    仲間由紀恵46歳の“激変ふっくら姿”にネット騒然も…紆余曲折を経てたどり着いた現在地

  5. 10

    初期ビートルズの代名詞のような2曲の、まるっきり新しかったポップさ、キュートさ、叫びっぷり

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に