劇団ひとりの監督デビュー映画に「人志よりひとり」の高評価

公開日: 更新日:

「同じお笑い芸人でも、映画監督としての評価は全然違う。『人志よりひとり』なんて言われています」(芸能関係者)

 劇場公開に先がけて行われるマスコミ向けの映画試写会。専門筋の評価はヒットを占うリトマス紙となる。だとすれば、お笑い芸人・劇団ひとり(37)の初監督作品「青天の霹靂」(来月24日公開)は大入りとなりそうだ。すこぶる評判がいいのである。

「世界のキタノ」は別格として、木村祐一、板尾創路、品川ヒロシとメガホンを取る芸人はゴロゴロいるが、どれもいまいちパッとしない。昨秋公開の「R100」で4作連続の大惨敗を喫した松本人志に至っては“打ち切り監督”のレッテルが貼られ、目も当てられない状況である。

 監督本人が書き下ろした同名小説が原作の「青天」は、「職業監督が手がける以上に完成度の高い一本」(映画に詳しいライターの稲田豊史氏)という。天涯孤独で売れないマジシャン(主演・大泉洋)が、40年前の浅草にタイムスリップし、若き日の父(劇団ひとり)と母(柴咲コウ)に出会い、自分の出生の秘密を知るヒューマンストーリーだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし