劇団ひとりの監督デビュー映画に「人志よりひとり」の高評価

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 ひとり本人のインタビュー内容も踏まえ、稲田氏がこう話す。
劇団ひとりは作品を冷静に分析することに長(た)けていて、小説をそのまま映像化しても映えないことを熟知している。今作は脚本も担当しているのですが、映像向きの構成になるよう20稿の推敲(すいこう)を重ねたそうです。観客の涙を誘うようなクサイ言い回しも全くない。セリフをおこした段階で監督がひとりで掛け合いし、撮影現場でも変更を繰り返して出来上がった原稿なんです」

 大泉が以前、テレビ番組で監督・ひとりについて「あまりに妥協知らず」と愚痴っていたが、どうやら芸風さながらネチッコイ監督らしい。

「『青天』の上映時間は1時間36分。最近は洋画も邦画も2時間超の尺の長い作品が多い中、異例の短さです。キャストの見せ場を確保するのにある程度の尺の長さが必要という考え方もありますが、本質を捉えて編集する能力の乏しさの裏返しでもある。そして何よりストーリーが分かりやすい。娯楽ムービーの中にも説明不足でつながりがよく分からなかったり、ひとりよがりの作品が散見される中、分かりやすさを心がけた映画になっています」(稲田氏)

 芸人監督の地位を上げるか。

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