映画「キカイダー REBOOT」で話題再燃 “元祖”主人公は今

公開日: 更新日:

「東映によれば下準備に2年あまりかけ、コスチュームデザインも最先端アンドロイドに一新しました。タイトルの『REBOOT』は再起動って意味で、東映の力の入れようもハンパじゃありません。ボクも楽しく仕事させていただきました」

 埼玉県川口市生まれの伴さんは明治大学文学部卒業後、劇団NLTに入団。研究生だったとき、「人造人間キカイダー」の主役に抜擢(ばってき)された。

「コスチュームが人体模型をモチーフにしていたため、最初の頃は“中身が透ける部分が気持ち悪い”とか“左右非対称が見苦しい”とかいわれ、評判はあんまり芳しくなかったんです」

 ところが……。

「不完全な良心を持つ人形が人間になることを目指すというドラマ性が注目され、徐々に視聴率がアップしていきました」

 結果、平均視聴率16%を記録。見事、「8時だョ!全員集合」の向こうを張った。日本だけではない。74年、ハワイで字幕放送されるや、ナント、平均視聴率85%を記録!

「75年にハワイにプロモーションに行ったところ、ビーチボーイズやプレスリーがコンサートをやったオアフ島のHICエキシビションホールに3万人が押しかけた。当時のハワイの人口は120万人ほどだったそうですから、40人に1人が来た計算になります」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態

  3. 3

    高市総裁「首相指名」に漂う不安…自民党内は“厭戦ムード”も燻る火種、飛び交う「怪文書」の中身

  4. 4

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    高市自民、公明からの三行半で早くも本性露呈…「やられたら秒でやり返す」「イキらなきゃ負け」のオラオラ体質

  2. 7

    出来たとしても高市政権は短命…誰も見通せない激動政局の行方を徹底分析(前編)

  3. 8

    佐川宣寿元理財局長のメール開示「遺族と話し合う」…森友文書で加藤財務大臣が明言

  4. 9

    進次郎氏落選もダメージなし? 妻・滝川クリステルが目指した「幸せ家庭生活」と耳にしていた夫の実力

  5. 10

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか