映画「キカイダー REBOOT」で話題再燃 “元祖”主人公は今

公開日: 更新日:

「41年ぶりのキカイダーだから、気合が入りました」

 土曜日の夜8時、ドリフターズの「8時だョ!全員集合」(TBS系)が圧倒的な人気を誇っていた70年代前半。それに対抗しようとNET(現テレビ朝日)が同時間に放映したのが特撮ドラマ「人造人間キカイダー」だ。そこで主人公のジローを演じた伴大介さんは今どうしているのか。

「先週24日に公開された映画『キカイダー REBOOT』に謎の心理学者、前野究治郎役で出てます。41年ぶりのキカイダーですから、気合が入りました。究治郎は旧・ジローってわけです、ハハハ」

 新宿にあるホテルの喫茶室で会った伴さん、こういって笑った。

「NHK大河の『龍馬伝』や前進座劇場の舞台に出たりして、『キカイダー』のことはほとんど忘れてたんですけどね。それが去年12月、突然、有楽町の東映本社に呼ばれ、“製作が決まりました。必ずキャスティングします”といわれた。青天の霹靂(へきれき)とはまさにこのこと。椅子から転げ落ちるほどビックリしました」

 それというのも、同じ東映作品の「仮面ライダー」や「スーパー戦隊」はシリーズ化されているが、「キカイダー」は73年に劇場版の「飛びだす人造人間キカイダー」が公開されたのみ。「自分が生きてるうちは製作されることはない」と思っていたからだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然