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坂倉昇平
著者のコラム一覧
坂倉昇平

1983年、静岡県生まれ。東京都立大学人文学部卒、京都大学大学院文学研究科修士課程修了。若者の労働問題・貧困問題に取り組むNPO法人「POSSE」理事兼雑誌「POSSE」編集長。近著に「AKB48とブラック企業」(イースト新書)がある。

「総選挙」直前連載 AKB48はブラック企業なのか<5>

AKBはブラック企業の特徴とそれを変えるヒントをはらんでいる

■大量採用・大量離職(繰り返されるオーディションと卒業)

■人格ばかりが品定めされ、組織内部でしか通用しない人気競争(選抜総選挙)

■地域を超えた配置転換にみられるような強引な命令(兼任・移籍)

■過酷な労働を納得させるための、経営者による自己啓発的な理念(秋元康の歌詞)

 これらは若者を使い潰すブラック企業の特徴と共通している。やはり、AKBはブラック企業の縮図なのだろうか。実はAKBのシステムにはここ1、2年、微妙に変化が見られている。メンバーが運営の指示に対して、自分の主張を発言できる仕組みがつくられているのだ。

 そのひとつが、昨年度から総選挙に導入された「立候補制」である。この制度によって、従来の強制参加をやめ、参加しないという選択肢がメンバーに与えられた。

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