石丸謙二郎がポロリ 石塚英彦とサシ飲みできない理由

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 実は石ちゃんは、お酒が好きなのに、打ち上げでみんなで飲む時以外はほとんど飲みに行かないんです。なぜなら酔って潰れたら、誰も石ちゃんを介抱できない(笑い)。救急隊員でも難しいって石ちゃんは言いますね。でも僕は石ちゃんをおんぶした数少ない人間なので、もしかしたら2人で飲みに行けるかもなんて思ったのですが、諦めました。だって、石ちゃんをおんぶした夜、行きつけの整体に行ったら「何かとんでもないことをしましたか?」って驚かれました。筋肉が異常にこわばっていたそうです。

 僕は若い時はせいぜい打ち上げの時にみんなとビールを飲む程度だったのですが、30代前半になって日本酒が好きになりました。芝居の公演で新潟に行った時、初めておいしいと思える日本酒に出合ったんです。ちょうど酒税法が改正されておいしい日本酒が出始めた頃でした。それからです、日本酒にハマってしまったのは。今では毎晩のように晩酌しています。

■おいしく飲むために苦労も買う

 子供の頃、酒好きだったオヤジが僕に「本当の酒飲みっていうのはな」って教えてくれたんです。「秋に縁側で月を眺めながら、おてしょ(手塩皿)に鯛の刺し身を一切れだけ用意する。これを箸でひっくり返しては箸についた鯛の汁をなめながら飲む。それが風流な飲み方だ」って。でも子供の僕には、まったく意味不明だった。それが最近よくわかる。でもまだ修業が足りないのか、どうしても5口目くらいに食べちゃうんだよね(笑い)。酒の肴をおいしく食べたいがために飲むというタイプです。

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