ジャンルもすみ分け…“バラ売り作戦”に成功した「WaT」
音楽デュオ「WaT」のウエンツ瑛士(28)と小池徹平(28)が「カフェオーレ」の新CM発表会に登場した。公の場に2人で登場するのは昨夏以来。「会話がぎこちないですけど、仲悪いんですか?」と聞かれ、揃って「そんなことない!」と否定。ウエンツは「逆に久々に会って思いが強すぎて……。遠距離状態でしたから」と再会を喜んでいた。
05年には「WaT」としてメジャーデビューから史上最短でNHK紅白にも出場したが、11年以降はライブや新曲の発表はなし。事実上の活動休止状態となっている。そのため、2人がユニットであることを知らない者も少なくない。今となっては、小池が俳優業、ウエンツがバラエティーとジャンルをすみ分けて活動している。
小池は02年に俳優デビューすると、NHK朝ドラ「あまちゃん」にも出演。10月には主演ドラマも決まり、“王道”まっしぐら。かたや、ウエンツは18歳から年間100本以上のバラエティーに出演。「あいのり」の司会に抜擢されたのをキッカケにMCの仕事が増え、今ではロケや進行には欠かせない存在になっている。もともとはキッズモデルだったにもかかわらず笑いに対して貪欲で、関根勤からはライバル視され、明石家さんまからも一目置かれているという。
芸人でも、よほど大物でなければコンビ両方が売れるのは難しい。「WaT」は“バラ売り作戦”に成功した稀有(けう)な例だろう。