二股被害は屁でもない? 冨永愛「自伝」で分かった壮絶人生

公開日: 更新日:

「わたしが死ぬ代わりに、あいつらを殺してやろうと思った。みんな、みんな、ぶっ殺してやる!」

 高校の入学式でイメチェンした。制服のスカートを40センチ切り、化粧して不良に変身。胸ポケットには14歳から吸い始めたショートホープの箱。「向こうから目をつけられる前に自分から近寄ってタイマンを張った。負けた記憶は一つもない」。そして「気づいたら、学年で一番悪い生徒になっていた」と転落も経験した。

 だが、中2から始めたモデルの仕事が冨永の人生を変えた。17歳でニューヨークに渡り、生意気な態度がクールと喝采を浴び、アジア人初のスーパーモデルとしてのし上がっていく――。

 残念ながら塩谷瞬との「二股愛」には触れていないが、それでも読後感はスッキリした内容になっている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋