長嶋茂雄氏の正月特番が先駆け 「リハビリ特番」が人気の兆し

公開日: 更新日:

 正月特番は長尺バラエティーばかりでウンザリだったが、その中で3日の「独占!長嶋茂雄の真実~父と娘の40年物語」(TBS系)だけは、うなずきながら見た人が多かったのではないか。

 6日付の日刊ゲンダイが指摘したように、一茂氏が現れないのはものすごーく不自然で、違和感を持ったに違いないが、この時期の長嶋さんのリハビリにスポットを当てたところは見応えあった。

 番組は、阿川佐和子の進行でスタジオトーク。プロ入り、V9、監督時代の挫折と栄光といった貴重なVTRと再現ドラマ野球人生を振り返っただけじゃなく、長嶋47歳、ビートたけし36歳のトークや、カール・ルイスに向かって「カール! カール!」と巻き舌で呼びかけて無視されるお宝映像などもふんだんに放送。

 まあ、それだけならありがちだが、驚くべきはリハビリ風景だ。歩行やあおむけで足を動かすだけではなく、腕立て伏せもやっていた! 脳梗塞で倒れた後は公の場に現れても常に右手をポケットに入れていたことは全国民が知っている。トレーナーの補助があるとはいえ、腕立て伏せを繰り返すのはすごい努力だ。この姿に、床に伏せって見ていた闘病中の人や、高齢者はやる気が出たのではないか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー