一茂氏は一度も出ず…長嶋家の“闇”が正月特番で浮き彫りに

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「今も壮絶なリハビリに取り組むミスターの姿には胸を打たれたし、三奈ちゃんとのエピソードには『へぇ』と思うものも多かった。94年のあの中日との10・8最終決戦の試合後に宿舎のベッドで父と娘が一緒に寝たなんて話は初耳だった。東京ドームの一室で再現された松井秀喜とのマンツーマンの素振りも、本邦初公開とうたうだけあって貴重ではあったよね」

 1月3日にTBS系列で放送された「独占! 長嶋茂雄の真実~父と娘の40年物語~」を見た古手の巨人OBの感想である。番組は、テレビ初共演だという長嶋氏(78)と次女の三奈さん(46)が、スタジオでVTRを見ながら仲むつまじく掛け合う姿を軸に構成されていたが、「見終わったときには、拭いきれない違和感だけが残った。だって、2時間半に及ぶ番組の中で長男の一茂が一度も出ないんだから。VTRはおろか、名前すら紹介されない。ミスターと三奈ちゃんのほほ笑ましい関係が映し出されれば出されるほど、長嶋家の闇が浮き彫りにされた印象を受けた」というのだ。

■存在しないものとされた長男・一茂

 長嶋氏には4人の子供がいる。もともと球界とは距離を置いている一般人の長女と元レーサーの次男はともかく、プロ野球のスーパースターだった父の後を追った長男の一茂(48)は、「長嶋茂雄」を語る上で欠くことのできない人物のはずである。にもかかわらず、長嶋氏の現役時代から監督時代まで丁寧に足跡をたどったシーンでも名前すら登場せず、04年3月に脳梗塞に倒れた長嶋氏が意識不明の状態で病院のベッドに横たわる再現VTRでも、病室にいるのは亜希子夫人(享年64)と三奈さんだけ。93年から4年間、一茂が父と同じ巨人のユニホームを着た事実も触れられなかった。まるで「存在しないもの」という扱いだったのである。

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