映画「さよなら歌舞伎町」「深夜食堂」なぜ大ヒットしている?

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「深夜食堂」では、マンガ喫茶で暮らしていた若い女を演じる多部未華子が圧巻だ。食堂で雇われ、料理の腕を買われて自立の道を歩む。貧しかった故郷・新潟での幼い頃の話を吐き出すように語るシーンは本作の白眉であった。吐き出すことで、次なるステージへ駆け上がる。思わず、「がんばれ」と言いたくなる。

 この2本は邦画の“王道”かもしれない。根っこにあるのは、今をもがく人間を描いていることだ。心地よい後味とともに、観客は映画館を後にすることができる。(映画ジャーナリスト・大高宏雄)

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