うつ克服、感情移入…ユースケ・サンタマリアの演技の根幹

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 警備員のバイトで生計を立てながら、バンド活動を続ける。パフォーマンス豊かなライブと軽やかなMCで観客を魅了していった。バラエティー番組やドラマのオファーが続き、97年、「踊る大捜査線」で真下正義役を演じたことから俳優・タレントとして本格的に活動を開始する。草彅剛と共演の「『ぷっ』すま」(テレビ朝日系)は、現在18年目という長寿番組になっている。

「蔵書は1000冊以上という読書家で、ほぼ毎日書店に立ち寄り、オフはもっぱら一人で映画に買い物というサブカル系。小説を読むと、登場人物に感情移入しすぎてしまうそうです。一時期、ノワール小説に凝っていて、冷酷非道な主人公にものめり込んでいたから、今度の連ドラでも、まるで乗り移ったように演じるでしょうね」(ドラマ関係者)

■重度のうつを乗り越えて

 サブカル男性のうつ病インタビュー集「サブカル・スーパースター鬱伝」(吉田豪・徳間書店)では、32歳のころにすさまじい気だるさと吐き気に襲われ、食事がのどを通らず激痩せし、さらにテレビの本番中いつでも吐けるように缶を横に置いていたほど重症のうつ状態だったと告白している。原因は、映画やドラマで急激にブレークした後に、納得できない仕事も引き受けざるを得ず、そのため強度のストレスに耐えられなかったのだという。

 11年、社会派ドラマ「CO 移植コーディネーター」(WOWOW)の臓器移植コーディネーター役以降、安定感のある俳優の仲間入りをした。

 重度のうつ状態を克服してからの幅広い表現力を期待したい。

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