著者のコラム一覧
南渕明宏昭和医科大教授

心臓血管外科専門医、医学博士。

病院選びのポイント…得意分野に「特化」したところが安心

公開日: 更新日:

 昭和ノスタルジーの一つに「ドリームランド」があります。遊園地です。私が子供時代を過ごした奈良にもありました。

 園内に「トーテムポール」が立っていて印象的でした。鳥の形をデフォルメしたような、ポールです。北アメリカの先住民の村の入り口に設置されていたとのことです。その地域で生活するヒトの集団のシンボルということなのでしょう。

 そういった集落は互いに盟約、婚姻で均衡を図って不戦、共存に努めていたようです(トーテミズム)。

 そんなヒトが集団で生活していた規模はどれぐらいだったのでしょう?

 霊長類研究の第一人者、山極寿一氏は上限を「霊長類集団は150人前後が限界」と説明されます。進化生物学者の長谷川眞理子氏は「ヒトはみんなで子育てする共同繁殖動物なので30人以上は必要」と。

「天地の分かれしころ」から世界中で長い間、30人から150人程度の集団で私たちの祖先は生活していたと想像します。たくさんいると人同士の関係が希薄になり、つながりが保てなくなり争いも起こるのでしょう。大会社の社長さんたちに話を聞くと、「毎日顔を合わせて一緒に仕事しているのって、5人ぐらいかなぁ」とのことです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する