森友事件の“新事実”は認めるが再調査はしない…高市首相の予算委答弁に雅子さん憤り
新事実が公表されたことは認める。だが再調査はしない。何ともすっきりしない高市首相の答弁だった。
10日の衆議院予算委員会。立憲民主党の川内博史議員が森友事件について取り上げた。国有地を売り払うにあたり、売り払い前提の定期借地、瑕疵担保責任免除特約、延納の特約、契約金額の非公表。いずれも森友学園だけの特例だった。確率的に計算すると1兆7104億分の1。宝くじの1等に8万回当たるほどの天文学的確率になる。その結果、国有地は8億円値引きされ、公文書は改ざんされ、改ざんをさせられた赤木俊夫さんが命を絶った。
なぜこんなことが起きたのか? こう問題提起した川内議員は、遺族の赤木雅子さんが4日、高市首相の地元事務所に届けた手紙を読んだか尋ねた。
高市首相は、手紙が奈良の事務所からすぐに転送されてきたとして、「ご遺族のお気持ちについてはしっかりと受け止めさせていただきました」と答えた。


















