「さらば!店長がバカすぎて」早見和真著

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「さらば!店長がバカすぎて」早見和真著

 武蔵野書店吉祥寺本店のカリスマ店員、谷原京子は、非敏腕店長・山本猛に悩まされている。そして、この子がいるから安心と思っていた同僚の磯田さんが、結婚して退職してしまった。さらに、京子に本店の店長という話が降ってわいたが、実力不足を痛感している京子は断った。

 ある日、棚に並んでいる「一人で今日まで生きてきた」というエッセーに手を伸ばしたとき、右手の人さし指に何かが当たった。きゅんという音が聞こえたような……。なんとなく店長に雰囲気が似ているイケメンが、頬を真っ赤にして立っていた。ハーフの桃田カルタエという男だった。

 カリスマ店員シリーズの完結編。

(角川春樹事務所 1760円)

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