「キングコング対ゴジラ」デジタルリマスター版の感激度

公開日: 更新日:

 12年ぶりの日本版ゴジラ「シン・ゴジラ」が夏に公開される今年は、ちょっとしたゴジラブーム(あるいは特撮ブーム)となりそうだ。そのひとつが過去のシリーズ名作の“復活”だろう。

 シリーズの金字塔である「キングコング対ゴジラ」(1962年)がこのほど4Kデジタルリマスター版としてよみがえる。7月14日午後9時から映画館(TOHOシネマズ新宿)で上映される他、衛星放送のスカパー!(4K総合)や日本映画専門チャンネルでも同日同時刻に放映が決まった。

 早速試写を見せてもらったが、細部までくっきりと鮮明に見える映像にまったく惚れ惚れしてしまった。全体の色調のトーンに実に統一感があり、キングコング、ゴジラの造形が、間近に迫ってくるように見えてくるのには掛け値なしに感動した。

 キングコングが潜む南洋の島の茶をメーンにした不気味な色彩、両者の対決の折にインサートされる、透明感ある青空の美しさなど実に申し分がない。巨大ダコがのたうちまわるシーンは、そのヌメヌメ感やあまりに自然な動きに驚かされる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    “最強の新弟子”旭富士に歴代最速スピード出世の期待…「関取までは無敗で行ける」の見立てまで

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  2. 7

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  3. 8

    福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です