ニュースで異例のSMAP特集“紅白切望”NHKのラブコールか

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 異例の“公開ラブコール”だ。NHKの夜の看板ニュース番組「ニュースウオッチ9」の3日のトップニュースがなんとSMAPの大特集。12月21日に発売が予定されているベストアルバム「SMAP 25 YEARS」に収録される50曲がファン投票で決定したことを受け、東京新聞に広告を出した熱心なファンや街の人にも取材。署名運動についても取り上げて、年内での解散が決まっているSMAPを惜しむ声を最大限に伝えた。

 3日は文化の日で日本国憲法が公布された日である。そんなときにSMAP特集がトップニュースとしてふさわしいかどうかといえば大いに問題あり。だが、その議論はさておき、今の時期にNHKが局を挙げてSMAPを推すのにはもちろん理由がある。是が非でも大晦日の紅白歌合戦に出場してもらいたいからだ。

 すでにNHKの籾井会長も会見でラブコールを送り、必要があれば自身が出向いて直接交渉も辞さない構えだが、出場の可能性は低いといわれている。そこでニュース番組でファンの声を取り上げることで後押しにして外堀を埋める作戦とみるべきだろう。

 SMAPに興味のない人間にとってはどうでもいい話だが、NHKの配慮からはなりふり構わぬ必死さが透けて見える。

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