メジャー1勝だけじゃまだ足りない 山下美夢有が“本当の意味”で宮里藍を超える条件

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 2008年から始まった「HSBC女子世界選手権」(シンガポール・セントーサGC)。日本選手の優勝者は10年の宮里藍(会場はタナメラCC)しかいない。

 宮里はこの年、前週の「ホンダLPGAタイランド」にも勝ち、米ツアー44年ぶりの開幕2連勝を飾った。その後、6月の大会でシーズン4勝目を挙げると、世界ランキング1位に登り詰めただけでなく、計5勝を挙げて年間最優秀選手にも選ばれた。5歳からゴルフを始めた山下美夢有(24)は当時9歳。世界の頂点に立った「藍ちゃん」の活躍は覚えているはずだ。

 山下はツアールーキーだった昨年、全英女子オープンに優勝。若い女子プロの憧れだった「藍ちゃん」をいきなり超えた。米ツアー通算9勝で引退した宮里は、海外メジャーのタイトルは手にできなかったからだ。宮里が「藍ちゃんブーム」を置き土産に米ツアーに本格参戦したのは20歳の時。それから初優勝まで4年もかかった。

 日本選手のメジャー制覇さえ「ビッグニュース」ではなくなりつつある現在、1年目からの優勝は「快挙」と呼べなくなったが、山下の頭にはメジャー2勝目の他に、世界ランク1位も頭にあるに違いない。

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