ピコ太郎の原点? 往年の芸人「トニー谷」と数々の共通点

公開日: 更新日:

 体を大きくスイングさせ、なにやら訴えているような2人の男。かたや「ペンパイナッポーアッポーペン」なる意味不明な歌詞が世界に受け、このほど日本外国特派員協会に招かれて記者会見したナゾの歌手ピコ太郎。こなた、そろばんを楽器のようにかき鳴らす珍芸で知られた昭和の芸人、トニー谷(1917年-1987年)。

 オールバックにメガネ、口ひげという外見はご覧の通り、「その芸風までソックリだ」ともっぱらなのだ。

「ピコ太郎の『アッポーペン』がペンとアップルを合わせた造語のように、トニーもしゃべりの中にカタコトの英単語を織り交ぜた『トニングリッシュ』で注目を集めた。本名や素性をひた隠し、ブラックでハチャメチャ、毒のある芸風は賛否両論を巻き起こし、既成概念にとらわれないアプレ芸人とも呼ばれていました。戦後から昭和にかけて活躍し、赤塚不二夫の『イヤミ』のモデルとしても知られています」(芸能関係者)

 ピコ太郎は、このトニー谷とダブるところが少なくない。ピコ太郎の正体は今さらだが、古坂大魔王という芸人で73年生まれ、青森市出身の43歳。本名は古坂和仁。だが、公式HPのプロフィルには千葉県出身の53歳、A型とある。週刊誌ライターはこう言う。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    浜田省吾が吉田拓郎のバックバンド時代にやらかしたシンバル転倒事件

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    「いま本当にすごい子役」2位 小林麻央×市川団十郎白猿の愛娘・堀越麗禾“本格女優”のポテンシャル

  1. 6

    幼稚舎ではなく中等部から慶応に入った芦田愛菜の賢すぎる選択…「マルモ」で多忙だった小学生時代

  2. 7

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  5. 10

    フジテレビ系「不思議体験ファイル」で7月5日大災難説“あおり過ぎ”で視聴者から苦情殺到