転落から12年 窪塚洋介ついに“ハリウッドへダイブ”の強運

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 それはそれは久しぶりの大舞台じゃないか。齢73にして、現役バリバリのマーティン・スコセッシ監督ではない、俳優の窪塚洋介(37)のことである。

 19日に行われたハリウッド映画「沈黙―サイレンス―」(来年1月21日公開)の来日会見に主要キャストのひとりとして出席し、「(出演が)決まった時はキツネにつままれたような気持ちでドッキリかと思ったが、今ここに来てようやく現実なのかなと感じる」と、無数のフラッシュを浴びながら感慨深げに語ったのだった。

 作家・遠藤周作の名作であるキリスト教文学「沈黙」が原作。スコセッシ監督と原作の出合いは1988年、敬虔なカトリック教徒ということもあって物語や世界観に感銘を受け、映画化を切望し続けてきたという思い入れたっぷりの一本だ。

 足かけ29年、名匠の最新作とあって、この日、世界で初披露となった15分間の本編上映の際には異例の厳戒態勢が敷かれることに。報道陣には事前に白色のビニール袋が配られ、上映中には録画・録音機能のあるケータイやICレコーダーなどを密封するようにアナウンスされたのだ。

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