会社か芝居か 山西惇が“役者一本”決意した生瀬勝久の一言

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 ところが、上演期間と勤務先のハワイ研修がモロに重なったんですよ。場所は、大きな目標で、憧れでもあった下北沢の本多劇場。僕らは約700人収容の大阪サンケイホールで公演を打つくらい人気があっただけに、本多劇場で手を抜くわけにはいきません。かといって社命もないがしろにできない……。

 サラリーマンを続けるか、芝居の道に切り替えるか? それで食べていけるのか……。人生の大きな岐路でした。それで迷いに迷った揚げ句、生瀬さんに相談したんです。

 そして、いとも簡単に言われたのが冒頭の言葉です。それに肩をポンっと押され、僕は退職することにしました。生瀬さん自身、同志社大学を卒業する際、ある企業から内定をもらっていながら「1回きりの人生なんやから、ホンマに好きなことをしたい」と誓約書にハンコを押す直前に芝居を選んでますからね。

 多分、あの一言がなかったら、僕は今こうして俳優をしていなかったでしょう。以来、01年に揃って劇団を辞めるまで二人三脚でさまざまな舞台をつくってきました。

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