【対談】宮嶋茂樹×小原玲 「フライデー」スクープの裏側

公開日: 更新日:

宮嶋 その当時、ハマコーの背中には入れ墨があるといった噂があって、編集次長が「ハマコーの背中か、ある女性のパンチラを撮ってきたヤツに1000万円出す!」と懸賞金をかけたんです。

小原 当時でも超破格のギャラだったよね。

宮嶋 ましてやカメラマン1年目の若造には天文学的数字。アテもツテも自信もないけれど、ハマコーの方なら何とかなるかもと、まずは夏休みを使って地元の千葉に単身で乗り込んだんです。でも結局、なしのつぶてで、諦めて帰ろうかと思った矢先、地元の駐在さんから「ハマコーは毎年大晦日から元旦にかけて近所の神社に裸でお参りする」という情報が聞けた。で、その年の大晦日、ひとりで夕方から境内近くの階段脇で張り続け、さらし姿で階段を上ってくるハマコーの前に飛び出して、ストロボをバシャバシャッと。

小原 あの一枚はハマコーの凄みが出てたなあ。

宮嶋 「おまえは誰に頼まれた!」と凄まれ、つい「日大の学生です」とか嘘ついて。千葉から生きて帰れないと思ったね。

小原 でも、掲載後もクレームとかなかったんだよね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束