著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

清水富美加の「出家」は事務所への不満ありきだったのか

公開日: 更新日:

「事務所は女優を売るために全力を尽くす。売れるまでは薄給も普通だが、売れると女優が主導権を取り、事務所の内容や待遇に不満を抱く傾向がある」(芸能関係者)

 清水の不満は現在ではなく大半が過去の話なのも気になるひとつ。憧れて芸能界に入っても未知なる世界。誰もが悩み苦しむ時期がある。清水と同じく10代で女優になった加賀まりこが月刊誌で「女優は生涯続ける仕事ではない」と20代で「人生をリセット」とパリに逃避行していた話をつづっていた。

 清水も悩んだ末に出した結論だったのだと思うが、仕事と信仰の自由を一緒にしているのもひっかかる。〈卵が先か、鶏が先か〉。清水は事務所に対する不満から出家を選んだのか、先に出家ありきで事務所に対する不満を理由にしたかは定かではないが、引退を半ば撤回。「教団から女優として出演することもある」では、リセット先を教団にしたとの見方もできる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃