清水富美加は第2の能年玲奈? 問われる芸能界の労働問題

公開日: 更新日:

 女優の清水富美加(22)が宗教団体「幸福の科学」への出家を表明し、芸能界を電撃引退した騒動は日を追うごとに波紋が広がっている。

 幸福の科学側と清水が所属する芸能プロダクション「レプロエンタテインメント」の言い分は真っ向対立。レプロ側は14日夜、「本人の意思を最大限尊重」「希望に添う形で円満に話を進める」とのコメントを発表したが、幸福の科学側は再びレプロ側の悪質な労働条件などを糾弾。「体調を崩しながらも頑張り続けてきた富美加さんの状態を一切考慮せず、すでに入っている仕事をすべてやり遂げよと押しつけてきた」とFAXで説明し、芸能界が抱える前近代性や人権問題にまで飛び火している。

 しかもレプロには、契約問題で揉めて改名まですることになった「あまちゃん」女優の能年玲奈(現在は「のん」として活動中)もかつて所属。同社は「逃げ恥」で大ブレークした新垣結衣ら人気タレントを多数抱える大手プロながら、能年、清水と続けざまに労働条件が問題になって退社に至っているため、はたして、いちプロダクションの問題なのか、それとも芸能界の構造的問題なのかという懸念にまで発展しているのである。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした