ドッキリ装い正男殺害 北朝鮮は日本のTVを熟知している

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 なぜ日本のテレビ番組なのか?――。金正男殺害事件でこんな疑問がよぎった人もいるだろう。

 事件の実行犯として逮捕されたシティ・アイシャ容疑者(25)は「知り合った男性から100ドルを渡され、いたずらする動画を撮影するように頼まれた」と供述。ドアン・ティ・フォン容疑者(28)も「いたずらをしよう」と持ちかけられ、スプレーを吹きかけるよう指示されたという。

 注目はシティの義姉の証言だ。

「(シティは)日本で放送するテレビ番組の撮影のため、お金持ちの男性にソースをかけるように依頼された」とし、シティから「いたずら番組のプロデューサーは日本人だ」と聞かされたと語っている。事実なら、日本の“ドッキリ番組”の撮影と信じ込まされたことになる。日本では70年代にスタートした「元祖どっきりカメラ」以来、有名人をダマす番組が人気だ。最近は「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」(TBS系)が好評。北朝鮮の工作員は日本のテレビ番組を熟知しているのか。

 元韓国国防省北朝鮮情報分析官で拓殖大客員研究員の高永喆氏が言う。

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