ムッシュかまやつさん追悼 時代乗りこなした目利き耳利き

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 彼が作曲した「フリフリ」「バン・バン・バン」「あの時君は若かった」の大ヒットがその最たるもので、ソロでもフォーク、ニューミュージック、ロックと各ジャンルを自分のものにしてきた。

吉田拓郎やユーミンの才能をいち早く見抜き、プロデューサーとしても存在感を発揮。目利き耳利きでもあった。実績があるからこそ、あらゆる世代のアーティストから尊敬される存在なんだと思います」(前出の富澤氏)

■“素足に革靴”の元祖

 ニット帽にロン毛という個性的なビジュアルは有名だが、知られざるエピソードも。富澤氏がこう続ける。

「かまやつさんは靴下をはかない方でした。今から30年以上前、東京から京都へ向かう新幹線の車内で出くわした際、かまやつさんが革靴に素足で驚いたのを覚えています。それこそ石田純一さんが有名になる前の話。どうして裸足なのかと尋ねたら、『健康にいいから』とおっしゃってました。かまやつさんは生まれも育ちも東京のシティーボーイ。音楽だけでなくファッションセンスも自然と磨かれたのではないでしょうか」

 音楽界のレジェンドが残した楽曲の数々は永遠である。

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