フジが決断 とんねるず「みなおか」打ち切りの厄介な裏側

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「月末の社長定例会見までに局として正式に発表する必要がある。関係各所の人間は、『時間がない』と真っ青になってます」(フジ関係者)

 一部スポーツ紙などが今月上旬、フジテレビの2大長寿バラエティー「めちゃ×2イケてるッ!」(土曜19時57分)と、「とんねるずのみなさんのおかげでした」(木曜21時)が来年3月に放送を終了すると報じた一件。前者の“めちゃイケ”は早々に番組内で打ち切りを発表したが、その舞台裏で巻き起こった出演者やCMスポンサーを巻き込んでのドタバタ騒動は日刊ゲンダイでも既報通り。そしてここに来て、“みなおか”周辺もてんやわんやだという。

 9日放送回では番組終了について一切触れることはなかったが、ある意味、めちゃイケより状況は厄介。「バラエティーのフジ」を支えた貢献度の高さに加え、石橋貴明(56)、木梨憲武(55)と上層部との私情の深さが事態を複雑化させているというのだ。

 “みなおか”は前身番組から数えると30年もの間、手を替え品を替え番組を継続させてきた長寿番組。その間、つい先日の特番でケチがついてしまった「保毛尾田保毛男」含め、「仮面ノリダー」といった人気キャラクターや「食わず嫌い王」「矢島美容室」といった名物コーナーを世に送り出した。その功績もあって、「90年代の全盛期の番組制作費は1本4000万円に対し、とんねるずのギャラは1000万円と破格だった」(制作関係者)。

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