フジが決断 とんねるず「みなおか」打ち切りの厄介な裏側

公開日: 更新日:

 だが、それも今となっては昔の話。最新の制作費は「半額近い2500万円まで削減されていた。それに対し、2人のギャラは2割減の800万円。名物番組とはいえ局内に反感がなかったわけではない。とんねるずはギャラの高さが災いして自ら首を絞めた側面がありますね」(前出の制作関係者)。

■情実、しがらみが絡み合い……

 そんな特別待遇はギャラだけにあらず。

「一時期まで“みなおか”の打ち上げには日枝久現相談役も参加し、石橋と木梨に『何か困ったことはないか』と声をかけていた。その流れで2人が“○○をフジの社員にしてやって欲しい”とプッシュし、即座に採用された制作会社のスタッフもいる。現在は出向先の系列局で役員に就いています」(別のフジ関係者)

 鶴の一声ならぬ“とんねるずの一声”で人事にまで影響を及ぼすとは大したものだが、「何かと忙しい木梨とは違って、暇を持て余しているのが石橋。企画会議に顔を出してああでもないこうでもないと意見するそうですが、現場のスタッフはムゲにもできず対処に困っているようです」(前出のフジ関係者)。

 長寿バラエティー打ち切りで視聴率再浮上を狙うフジテレビ。しがらみの断ち切りが最重要課題だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」