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西野亮廣

1980年、兵庫県生まれ。99年、漫才コンビ「キングコング」を結成。近年は絵本作家としても活躍。「えんとつ町のプペル」は映画化され、2019年の公開予定。10月発売の新刊「革命のファンファーレ~現代のお金と広告~」は早くもベストセラーに。オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」運営。

炎上は狙ってないけど「ひな壇出ない芸人」の座は安泰

公開日: 更新日:

 それで自分のやりたいことでもブレーキ踏むっていうのはないんですけど、説明してもあまりにもうるさく言ってくるときは、「もうここに時間使うのやめよう」と思います。「もう仕方ねえ」って。

 一方で、炎上って凄くいいことが最近分かったんです。参入障壁が上がるんです。たとえば僕、テレビ番組のひな壇に出ないって言ったんですね。それで先輩方やそのファンの方、その先輩方の周りのスタッフさんに、もうバッシングされたんです。それを関係者の人が、タレントさんとかもみんな見ているから、結局、ここ10年ぐらい「ひな壇出ない芸人」って現れなかったんです。

 僕はひな壇出なくなって毎日むっちゃ楽しいんです。自分のペースでいけるし。けど、競合は出てこないですね。みんな、僕が処刑されているのを見てるから。それはやっぱりよかったですね。

「ひな壇出ない芸人」の寿命ってもうちょっと短いと思ってたんですよ。なんでひな壇に出ないかという理由を説明する時に、みんなを納得させられる“ポジショントーク”が10年ぐらいできちゃってる。処刑にあったからだろうな。あれはよかったんだと思って。

「なんで批判すんだよ」って当時は思っていたんですけど、「いや、あれは批判されたからポジショントークまだできるんだ」って。悪いことだけじゃなかったですね、バッシングされるっていうのは。

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