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西野亮廣

1980年、兵庫県生まれ。99年、漫才コンビ「キングコング」を結成。近年は絵本作家としても活躍。「えんとつ町のプペル」は映画化され、2019年の公開予定。10月発売の新刊「革命のファンファーレ~現代のお金と広告~」は早くもベストセラーに。オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」運営。

大切なのは信用 ホリエモンや僕はお金がなくても困らない

公開日: 更新日:

 僕はあまり自分の収入に興味ありません。仮に今月の収入が3000円でもまったく問題ない。いつでもお金をつくれるようになったら、お金はいらなくなるんです。

 どういうことかというと、今はクラウドファンディングやポルカ、バリュー(VALU)、タイムバンクがある。つまり、自分の信用さえあれば、インターネットを経由していつでもお金をつくれるようになるんです。

 例えば、僕が無一文だとして、夕飯におそばを食べたいと思ってクラウドファンディングで〈おそば食べたい〉〈目標金額800円〉って設定したとします。多分、自分に信用があったら、全国の誰かがカンパしてくれると思うんですよ。

 大切なのはお金よりも信用。友人にホームレスの友達がいて、今も無一文なんですけど、「100万円」つくろうと思ったら1日でカンパしてもらえる。税金もクラウドファンディングで払っちゃう。そんなふうになれば手持ちのお金はいりませんよね。いまは通貨の変わり目なんです。僕たちは、ここをすごく勉強しないといけない。

 今、使っているコインや紙幣も、昔は金の裏付けがあったし、もっと昔でいえば貝とかが通貨でしたよね。ただ、僕の両親も祖父母、曽祖父母ですら、その変わり目に立ち会ったことはないんですよ。貝殻が金になった瞬間、金が紙幣になった瞬間を知らない。だから、信用に変わってしまったのに対応ができてない人が99%だと思うんです。ホリエモンは「お金はいらない」と言っているが、それは通貨が信用に変わったからなんだと、ほとんどの人は意味が分かっていない。

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