安室奈美恵の中国公演 アジア全土からアムラー集結の熱狂

公開日: 更新日:

 ドームツアーしかやらない大物を間近で見られるのは海外公演のメリットでもある。

 満員の会場の電気が消え、1曲目に披露したのは「HERO」。絶対的な歌唱力で会場をくぎづけにしたかと思うと、次はいつものミニスカ姿でハードなダンス。息切れひとつせず歌い続け、またスローなナンバーを完璧に歌い上げる。音程も声量もブレることはなく、あまりにパーフェクトすぎて本当に歌っているのかと思うほどだった。

「a walk in the park」など初期の曲では両サイドのビジョンに“過去の安室″が映し出され、現在の本人と共演。同じ振り付けで踊り、同じタイミングで髪をかき上げる姿は年齢を感じさせず、むしろ美しさもダンスも進化していて、会場のファンはただただ驚くばかりだった。

 国境を超える人気ぶりを証明した安室。会場の日本人からは「海外旅行すら初めての私が安室ちゃんのために2度の入国審査を経てここまで来れたことに自分で驚きました」(40代会社員)、「自分がこんなに1人で何でもできるなんて思ってもみなかった」(30代主婦)との声も。時代を切り開いたディーバは、多くの女性に勇気と行動力をも与えているようだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  2. 2

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  3. 3

    選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC

  4. 4

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  5. 5

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  1. 6

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

  2. 7

    「デビルマン」(全4巻)永井豪作

  3. 8

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  4. 9

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  5. 10

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学