著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

露呈した幼児性と酒依存…逆効果だった山口達也の謝罪会見

公開日: 更新日:

 謝罪会見はダメージを緩和させる目的もあるが、対応がまずければ逆効果になる。

 “TOKIO”の山口達也(46)はまさにその典型だった。冒頭から深々と頭を下げたが、あまりの長さに弁護士が後から突いてようやく頭を上げた。会見も山口の要望で立ったまま行われた。質疑応答が始まるや泣き声が止まらない。

「加害者が泣くことないだろう」との意見もあるが、謝罪を演出した感が見え隠れする。謝罪会見で思い出されるのが市川海老蔵(40)の暴力事件。海老蔵は着席してすべての質問に真摯に対応。毅然とした姿勢はダメージの緩和に繋がった。山口には海老蔵のような大人の姿勢は見られなかった。女子高生に対してのわいせつ行為の説明も疑問点が多かったが、示談が成立している密室の事件。山口の言葉を信じるしかないが、全面的に信じるに足りただろうかー。

 無期限謹慎を「いずれ復帰できる」と思ったのか、山口はメンバー全員の名前を上げ「戻りたい」と哀願した。メンバーから「待っている」の言葉でも期待したのだろうが、逆効果だった。国分太一らメンバーも公然と呆れ、怒る。見放した感さえある。せっかくの会見もダメージの緩和とは程遠いものになった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋