著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

露呈した幼児性と酒依存…逆効果だった山口達也の謝罪会見

公開日: 更新日:

「好感度は高い山口ですが、他のメンバーと違い未だに司会かタレントか方向性が見えない。年齢も含め個人としての伸びシロは少ない。グループ活動に頼るしかないのが実情。“戻りたい”と言ったのは山口の本音でしょう」(芸能関係者)

 本来なら復帰を考える前にお酒の問題を解決することが先決。肝臓治療の為の退院直後、日中から部屋で焼酎1本を空ける。自覚はなくとも世間は「アルコール依存症」と見る。親交のあった漫才の横山やすしさん・漫画家の赤塚不二夫氏を思い出す。2人とも依存症だったが、山口と違い独りでは飲まなかった。飲む仲間がいた。

 横山はボート仲間。赤塚氏は異業種の人たちが一緒に飲み、明るい飲み会だった。山口は二年前に離婚。妻も子供もいない。寂しさは募り酒量は増す悪循環。飲みに誘う友もなく、中年男が寂しさを紛らわすべく誘ったのが女子高生。そんな構図が浮かぶ。ジャニーズの後輩が女性と飲み歩いては週刊誌のターゲットになるほうが、よほど健全に見えてくる。

会見で「依存症治療に専念します」と出直しを誓うなりすれば、少しは違っていたはず。今の山口の身近には相談相手になるような人さえいなかったのだろうか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」