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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

「クズ」のまま年を重ねて 六角精児が放つ唯一無二の個性

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 六角に言わせると、4度も結婚できたのはモテるからではないという。

「ダメな人を私がちゃんとしてあげたい、という人が世の中の女性の中に数%いるんですよ。そういう人に出会うことが何回かあった」(フジテレビダウンタウンなう」18年4月20日)

 同じく離婚の原因は「私がなんとかしてあげたい、と思って結婚するんだけど、これは無理だ……と」(同前)。つまり相手が諦めるから。その原因の大部分が、借金問題だ。

 ギャンブル狂の彼はパチンコ、競輪、競艇、その他、人に言えないギャンブルに金をつぎ込み、借金を抱えてしまう。多い時は1000万円近くあったという。利息を返すために借りた金をギャンブルで使ってしまったこともあった。

 一度は友人や家族の助けもあり、借金がなくなった。だが、「人が借金をチャラにしてくれたときは、実は、もっと深みにはまる『序章』になっていた。何年かかけて、すべて自分で返し終えたときに、やっと光明が見え(た)」(メールマガジン「5L」15年1月8日)という。折しも「相棒」に出始めた頃だ。

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