著者のコラム一覧
片岡たまき

神奈川県平塚市出身。元RCサクセション・マネジャー兼衣装係。夫は「パスカルズ」のバンドマスター、ロケット・マツ氏。著書に「あの頃、忌野清志郎と」(宝島社)。

高校の同級生の三浦友和 清志郎にRC再結成を持ちかける

公開日: 更新日:

 1991年が明け、RCサクセションは活動を休止した。RCの事務所「うむ」は解散、清志郎は個人事務所「ベイビィズ」を設立して次のステップに入る。

 清志郎の勢いはここでも止まらない。清水建設のCMソングに起用された「パパの歌」(作詞・糸井重里、作曲・忌野清志郎)、その第2弾「パパの手の歌」(作詞・作曲=同)など次々にヒットを飛ばし、坂本冬美、細野晴臣と組んだ異色ユニット「HIS」も大成功した。

 一方、仲井戸麗市(チャボ)は、ソロ活動と並行し、THE STREET SLIDERSの土屋公平(蘭丸)と「麗蘭」を結成、脚光を集めた。

 清志郎とチャボは、それぞれ順調なスタートを切った。が、しかしその内心はいかばかりだろうか。

「バンドも長くやっていれば、いろんなことが起こると思います。50年以上も続いているローリング・ストーンズはもう超別格の奇跡に近いですよね。この時、RCはデビュー20周年を迎えていました。エレキ編成後から数えても10年以上です。十分長いですよね。活動休止について清志郎さんは『大失恋した気分』とたとえ、失恋の『後遺症』が1年ぐらいは続いたと。新しいバンドを始める気分になれなかったと語っています」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」