著者のコラム一覧
片岡たまき

神奈川県平塚市出身。元RCサクセション・マネジャー兼衣装係。夫は「パスカルズ」のバンドマスター、ロケット・マツ氏。著書に「あの頃、忌野清志郎と」(宝島社)。

高校の同級生の三浦友和 清志郎にRC再結成を持ちかける

公開日: 更新日:

 清志郎の晩年、水面下ではRC再結成の動きもあった。具体的に働きかけたのは、日野高校の同級生、俳優の三浦友和だった。三浦は高校時代からRCにボンゴで参加したり、共にミュージシャンを目指した親友でもあった。三浦の証言によると、清志郎が09年に亡くなる4、5年前のこと、清志郎に再結成の話を持ちかけたところ、清志郎は「俺はいい。チャボもやると思うけど、ベースをやめたリンコ(小林和生)が無理だろうな」と答えたという。三浦はリンコを口説くと約束した。

「数年前、リンコさんからその時の様子を聞きました。三浦さんからの連絡で、三浦さんの自宅に集まった。その時も清志郎さんは自転車で来たそうです。『またいっしょに演奏しようよ』と言った清志郎さんに、リンコさんは『楽器も弾いてないしさ……』と、ちゅうちょした。けれど、清志郎さんは『音を出せるスタジオもある。今度遊びに来てよ』と言ったそうです」

 清志郎は、94年にプライベートスタジオ「ロックンロール研究所」を設立、そこで数々のレコーディングをしている。清志郎の念願がかなったスタジオだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー