「ハコイリ♥ムスメ」にアイドルに夢中だった夏を思い出す

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 もし「おニャン子クラブ」に出会わなかったら、いまごろどんな音楽を聴き、どんな休日を送っていただろうか。筆者はときどき、そう想像する。

「ハコイリ♥ムスメ(略称・ハコムス)」は、80~90年代のアイドルグループの名曲を歌い継ぐことをコンセプトにした8人組。一色紗英や相武紗季と同じ大手芸能事務所・ボックスコーポレーションに所属している。この日は、おニャン子の名曲だけを歌う「Respect forおニャン子クラブ」公演の3回目。ライブは、おニャン子のファーストアルバム「KICK OFF」の最初の曲「いじわるねDarlin’」から始まった。

 誰もが知っている曲ではなく、こうしたちょっと通好みの曲を歌うのが、「ハコムス」のいいところ。彼女たちのライブはコールが禁止で、手拍子をしながら静かに聴く。あの大騒ぎのおニャン子クラブの現場を見ていた者としては、「恋はくえすちょん」や「お先に失礼」を静かに聴くのはちょっと違和感(笑い)。ちなみに歌は本家よりうまい。それまでの歌謡界の秩序を壊すのが魅力だったおニャン子と、歌を大切にするハコムス。どちらが良いではなく、ここはタイプの違いというべきだろう。

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