著者のコラム一覧
井筒和幸映画監督

1952年12月13日、奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画製作を始める。75年にピンク映画で監督デビューを果たし、「岸和田少年愚連隊」(96年)と「パッチギ!」(04年)では「ブルーリボン最優秀作品賞」を受賞。歯に衣着せぬ物言いがバラエティ番組でも人気を博し、現在は週刊誌やラジオでご意見番としても活躍中。

自民党には野蛮で愚かしい議員がいっぱい隠れていやがる

公開日: 更新日:

 クソ暑さでムシャクシャさせやがることだらけだ。心臓病に良くないし、脳梗塞も起きてしまうような話がまだある。防衛省が陸地に並べる迎撃ミサイル「イージス・アショア」の配備費用が4660億円にもなると発表していた。ロッキード・マーチン社の最新鋭レーダーを載せた、某国の弾道ミサイルを撃ち落とすためのものだ。某国はどこなんだ。北朝鮮のことか? 今さら、飛ばし実験を再開するっていうのか? ウソだろう。アメリカと会談して対話を始めたというのに、対話のド下手な我が国は導入を決めこんでいる。アホじゃないのか。空気を読めない国だ。配備予定の秋田市と山口県萩市はそんな基地は大迷惑で反対しているぞ。しかし、対話を始めたアメリカに子分の国の番犬防衛大臣は「備えあれば憂いなしだろ」とクンロク(そそのかし、言い含め)を入れられて、言い値で買わされた。「防衛能力は飛躍的に向上します」と番犬は鼻を鳴らして吠えていた。2025年に運用し始めるだと。どれだけ先の、のんきな話だ。北朝鮮はどうなってると思いたいんだ。一体、何を期待してるんだ。撃ち落として戦争を始めたいのか。

 そんなムダな金は別に使ってみろ。札幌で60代の女が熱中症で死んでいた。アパート暮らしの生活保護受給者で、電気を止められ、クーラーも扇風機も使われてなかったとか。イージス・アショアなんてもう不要だろが。脅威、脅威とふざけていないで、ちゃんと対話を始めろ。対話を。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    “最強の新弟子”旭富士に歴代最速スピード出世の期待…「関取までは無敗で行ける」の見立てまで

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  2. 7

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  3. 8

    福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です